同作は本屋大賞を受賞した辻村深月氏の小説「かがみの孤城」を原作とするファンタジーミステリー。学校での居場所をなくし閉じこもっていた中学生・こころの部屋の鏡がある日、突然光りだし、中に入ると、おとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人がいた。

イベントでは、自身が考える「理想の大人像」を答える企画が行われた。主人公・こころの声を担当した當真は「何事にもポジティブになれる人」と回答。母親が常にポジティブで明るい人であることを紹介し、「そんな大人になれたらなと思います」と声を弾ませた。

こころの担任教師・伊田先生の声を担当した藤森は「すてきな答えですね。お母さんに憧れるなんて。お母さんは一番嬉しいんじゃないですかね」と絶賛。「チャラチャラしちゃダメですよ」と付け加え、笑いを誘った。

そんな藤森が考える「理想の大人像」は「東京にマンションを持っている大人」。藤森は大学進学を機に上京したそうだが、大学生になると同級生の女の子たちが社会人男性とばかり付き合って自分たちには見向きもしてくれなかったことを述懐。「まだ(東京にマンションを持つ)夢は叶ってませんけど」と続けた。

すると、横で藤森の話を聞いていた原監督が「(東京にマンションを)持てるでしょ」とツッコミ。藤森は「持てないですよ」と即座に否定し、「吉本興業を辞めてフリーになってから色々大変なんです!」と軽快なトークを披露して会場を沸かせた。