吉沢亮主演の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)の第2話が放送され、開国を求めて来航したペリー提督を、モーリー・ロバートソンが演じていることに驚きの声が寄せられている。
尊敬する父・渋沢市郎右衛門(小林薫)が、代官・利根吉春(酒向芳)に頭を下げている姿を見た栄一(子役・小林優仁)は、「なんで、村のみんなに慕われているとっさまが、あんなに頭を低くしなきゃなんねえに!」と、やるせない思いに駆られる。
それから数年後、栄一(吉沢亮)を始め、いとこの喜作(高良健吾)、尾高長七郎(満島真之介)は、たくましい青年になっていた。一方、12代将軍・家慶(吉幾三)は実子のように慶喜(草彅剛)を寵愛するが、慶喜は得体の知れない不気味さをたたえていた……。
そんな中、日本との条約締結を求めてアメリカが艦隊を派遣してきた。いわゆる「黒船来航」である。金髪のウイッグをつけ、海軍の軍服を着こなしたモーリー演じるマシュー・ペリーは、はるか大海原を見ながら、流暢な英語で「向かうは江戸。日本よ、待ってろよ」と宣言する。
渋沢家のドラマと徳川家の物語が絶妙な対比で描かれた今回。吉沢や高良、満島に加え、草彅も本格登場し、近代日本の幕開けを予感させた。また昨年すでに発表はされていたが、モーリーがペリー役を演じていたことにSNSユーザーからは「気づかんかったわ~」「似合いすぎ」「違和感なさすぎて笑っちゃった」といった声が寄せられている。
次週、市郎右衛門(小林)と初めて江戸へ行った栄一(吉沢)は、江戸の華やかさに驚くとともに、父の姿に商売の難しさを知る。『青天を衝け』第3話は28日よる8時放送。