22日から施行されることになっていた同キャンペーンだが、東京都だけを除外する方針が下った。つまり都を目的地とする旅行、そして都内居住者が都外に出る旅行が補助の対象外となる。
もともと小池百合子東京都知事は、このキャンペーンに慎重な姿勢を見せていた。だが、今回のこの「東京除外」が決定すると、政府に説明を求めていたのだが、政府関係者は「自分で言ったことは自分で責任を持ってほしい。東京都から何か言われる筋合いはない」と露骨に不快感を示した。
また小池知事は、「きのう(16日)の(午後)5時すぎに西村大臣(西村康稔経済再生担当大臣)のほうからご連絡はいただいた」としながら、「詳細な説明は受けていない」と言及。着信はあったものの、電話には出られなかったよう。だがこの同関係者は「小池知事が電話に出なかったから副知事にきちんと説明した」と反論するなど食い違う部分が出てきている。
こうしたやりとりに対して高橋は「我々は何がどうなってるのか分からないですね。だから電話したとか、しないとかどうでもいいですね」と怒りをにじませ、「だって電話がかかってきていなかったら自分でかけりゃいいじゃないですか。『不在でした』って」と一喝し、「なんでこんな大ごとになってるのか分からない」と訴えていた。