新型コロナウイルス感染拡大防止のため、医療現場ではあらゆる手段が講じられているが、聖路加国際病院(東京都)もそんな現場の一つ。ウイルス感染で最も防がなければならないのが院内感染。「院内感染だけは絶対に防ぐ」と、病院の感染管理を一手に任されている女性が、今回密着する坂本史衣、51歳。
坂本は病院の感染管理対策を20年近く行ってきた。看護大学を卒業後に看護師になったが、臨床現場が肌に合わず退職。アメリカに留学した坂本は、そこで感染管理の重要性を知ることになった。現在は、病院の縁の下の力持ちとして院内感染を防ぐため静かな闘志を燃やしている。番組は、坂本が現在、最も手ごわい見えない敵に立ち向かっている姿を追う。