19日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、MCの爆笑問題・太田光が新型コロナウイルスへの感染を罪悪視する風潮に言及。「ウイルス自体よりも、うつったらバッシングされる恐怖がある。感染した人は犯罪者じゃない」と訴えた。 番組では、テレビ朝日『報道ステーション』キャスターの富川悠太アナウンサーや俳優の石田純一、フリーアナウンサーの赤江珠緒など、テレビ界や芸能界の著名人にも感染者が出ていることを紹介した。 スタジオではタレントのデーブ・スペクターが、富川アナが発熱などの症状が出た後も番組出演を続けていたとされる点について、「報道番組で自分でも伝えている立場なので予備知識もあるし、局アナなので休もうと思えばできるはず。それなのに出続けたことには、わだかまりがある」と疑問を呈した。 これに対し、MCの太田は富川アナの心情を「絶対自分はうつっちゃダメだと、なんとか風邪であってくれと、熱が下がったとき、やはり風邪なんだと思った気持ちもあるのでは」と推測。「ウイルス自体のことよりも、うつったらバッシングされるんじゃないかという恐怖がある。それはウイルスを正しく恐れることにはならない。これは犯罪者じゃないし、うつったのは罪じゃないことを、もっと政府も小池さん(都知事)も繰り返し言うべきだ」と語った。 奥仲哲弥医師も「一番危惧するのは、こういった風潮が感染隠しにつながり、次の感染につながってしまうことだ」と指摘した。