マレーシアの首都クアラルンプールに暮らすGACKTだが、このマレーシアは3月18日、アジアで最初に、新型コロナウィルスによる事実上の国境封鎖、いわゆるロックダウンが敷かれた国。この日はテレビ電話で中継を結び、スタジオにいる坂上とやり取りした。
まずGACKTはロックダウンされて3週間経つ現地の状況を報告。「荒れているという感じではない」とパニックにはなっていないとしながら、「必需品を買いに行く場合は家の代表者が1人で行く」、「スーパーや薬局では一度に入店する人数を制限される」、さらに「軍隊が道路封鎖を取り仕切り、違反者には警告、もしくは逮捕も辞さない」といった厳しい環境に置かれていることを告白。
その上で坂上から日本の現状について聞かれた彼は、「言葉を選ばずに言っていいのであれば、狂ってますよ。かなり」と痛烈なメッセージ。「危機感が足りない」とし、「世界では、すでに抑えが利かない状態になっている国がたくさんある。このままいくと(日本も)そうなるぞというのは誰の目から見ても分かる」とも主張した。
さらにGACKTは、東京を離れて地方に向かう、いわゆる「
コロナ疎開」する人々に対しても批判。「イタリアはそれで感染が異常拡大した」と述べ、「すでに前例が出てるのにそれと同じことをやるのか? 何を学習しているんだって話じゃないですか」と憤慨。
現在、医療崩壊が迫りつつある日本。この現実について彼は「どんどん自分の周りの人たちが大切な人たちがいなくなる。(あなたは)それを実感していますか?」と切実に訴えていた。