『R-1ぐらんぷり2020』決定戦(カンテレ)で優勝したマヂカルラブリーの野田クリスタルが8日、都内にて囲み会見を行った。 “一人芸で誰が一番おもしろいか”を決める同大会。第18回目となる今大会は、吉本興業所属のお笑いコンビ・マヂカルラブリーのボケして活躍する野田クリスタルが、自身が作ったゲーム「モンスト」をプレーするネタでエントリー数2532名の中から頂点に輝いた。 トロフィーを手にして報道陣の前に登場した野田は「やったーやったー!最高です」と、Vサインで喜びを爆発。大会を終えた心境について、「何にせよ(審査員に)怒られなくてよかったです。今回は桂文枝師匠あたりが僕に来る可能性があるなと思ってたんですけど、文枝師匠が最初に僕に(票を)入れていたので、その時からだいぶこれ(優勝が)あるかも……って思いました」と対戦時の心境を回顧した。 自身の勝因については、「ネットの投票が強めに入ったなと思います。ネタの内容がゲームだったので、ネットの方々の指示をいただけたかな」と真面目に分析。「これまで頑張ってきました。報われました。今年優勝しないと来年、再来年と(優勝が)遠のいていく気がしていたので、優勝できてよかったです」と笑顔を弾けさせた。 新型コロナウィルスの影響で「無観客」での実施となり、審査方法は「お茶の間投票」「Twitter投票」「審査員投票」の総合得点で決定する制度が導入された今大会。異例の「無観客」で、周囲の反応が分からない中での戦いとなった感想については、「僕は無観客の方がやりやすいのかなと思いました。今回はスタッフさんがいたんですけど、完全なる無観客の中でやるネタ番組もあってメンタルが鍛えられたので、それに比べれば全然ましだなと思います」と、堂々たるコメント。 『M-1』グランプリに出場した際に、「好みじゃない」と愛のムチを受けた上沼恵美子に対し「どのように報告したい?」と聞かれると、「恵美ちゃんやったよ!って言いたいです」と満面の笑み。優勝をきっかけに上沼の冠番組「『快傑えみちゃんねる』に出演する可能性もあるのでは?」とふられると、「500万円を使って(上沼に)何かを献上しようと思います」とラブコールを送り、笑いを誘った。 また、「今後出てみたい番組」については、「番組じゃないんですけど、YouTuber全員に自分の作ったゲームをやってもらいたいです。実際にダウンロードして遊べるので、何の連絡もいらないので、自由にやってYouTubeに上げてください」と呼び掛け。 賞金500万円の使い道については、「旅行とか課金とか、もう雑に使いたいと思います。相方には死んでも分けません」と語り、笑わせた。