この日の『えみちゃんねる』は、ダウンタウン松本人志との2人きりのトークという特別版。これは昨年の『M-1』放送中、審査員の上沼が松本に対し番組出演のオファーをしたことがきっかけでようやく実現したもの。松本は「もっと早く来たかったんですけど、その後、吉本がゴタゴタで……」と、闇営業問題などで揺れた吉本を引き合いに出して笑いを誘った。
話題は昨年の『M-1』へ。上沼の審査をめぐっては、とろサーモン久保田かずのぶ、スーパーマラドーナ武智がInstagramでの生配信で暴言を吐いて騒動となったが、「ネットを知らない」という彼女は「(怒りは)あんまり感じなかった」と当時の心境を吐露。だが上沼の声を聞くため、マスコミが自宅の前や宿泊先のホテルまで群がっていたことを明かした。
また上沼は、読売テレビの控室にいたとき、「コンコンって言って現れた方がいらっしゃるんですよ。……松本さんです」と、松本が突然面会に訪れて驚いたと語った。当時テレビ局前には大勢の報道陣がいたが、上沼が「天下の松本人志がどないして入ってきたんですか?」と聞くと、松本は「割とうまくカーテンを仕切って……」と、巧妙にマスコミの目をくぐり抜けたと説明。また「あれだけのために新幹線に乗ってきました」と、陳謝するためだけに東京から来たとも述べた。
そんな上沼に挨拶にやってきた理由について松本は「うちの後輩のことですし、このまま何も(ないまま)ということには(できなかった)」と振り返り、さらに「何か月か経ったときに、こういうふうに美談に言われるやろというのもある」とボケると、上沼は立ち上がって「そうだ、美談だわ」と笑っていた。
松本の大ファンで、『ワイドナショー』(フジテレビ系)は毎週欠かさず見ているという上沼。お忍び訪問をしてきてくれたことに、「なるほどな、こういう人なんだ。だから好きだったんだ。好きで良かった」と松本愛を再確認していた。