森山によると、六角は20年前に下北沢で飲み屋を営んでいたそうで、そこに彼も入り浸っていたという。その時、店内にあった六角のギターで自身の歌である『季節の窓で』を弾き語りしたのだとか。
すると六角は酔っぱらいながら「このギター、お前にやるよ」とあっさり譲るってくれたという。森山は素直にそのまま、「ありがとうございます」と言って持って帰ってしまったと振り返った。
その上で森山は、取材カメラに向かって六角に「あの言葉は本気だったのか」と確認。ただディレクターからの「返してくれと言われたらどうするのか」という質問には「正式に返しません」と答えた。
その理由は、彼が今でもライブや作曲でメインギターとして使っているからというものだったが、六角は当時の森山について「この人がこのギターを使ってくれたほうがいいんじゃないかと、酔っ払っていても思った」と回顧。そして「今使ってくれていることが本当にうれしい」としみじみ。
ハリセンボン近藤春菜から「(譲って)後悔はしていない?」と問われると、
六角は「全くしてない」と明言。「雑誌などであの楽器が写るたびにまだちゃんと使ってくれている」と告げ、「あんなに幸せなギターはないよ」と感激していた。