――謹慎期間中、もっともつらかった時期は?亮:この騒動で自分を擁護してくれている人たちが、ネットなどで「甘い」と攻撃されていたことがしんどかったですね。淳や、松本(人志)さん、(明石家)さんまさんも宮迫さんもそうです。――謹慎を経て、自分自身の中で変化したことはある?亮:淳や吉本、自分のことを待ってくれている人、SNSなどで応援してくれている人含め、これだけ自分の騒動のことで動き、考えてくれる人がいることに気づけたので、その人たちに対して真っすぐ裏切ることがないように生きていけると思っています。――地上波復帰への手ごたえは?淳:地上波復帰に関しては、現場のスタッフの気持ちと、会社を運営している上層部の方の気持ちと、スポンサーの気持ちというのが一つには……僕が代弁することができないというか。でも、現場のスタッフさんは亮を何とかして戻すために尽力してくれています。2人でやっている『ロンドンハーツ』という番組では、亮が出ていないけど、亮の名前を極力出すように編集してもらったりとか、その辺は現場の愛みたいなものをすごく感じるので、何とか前に進めれば良いなと思います。――謹慎期間中、お笑いにはどんなスタンスだった?亮:テレビなど見ていたのですが、正直そこよりも、自分に今何ができるだろうと考えて。そこ(お笑い)と向き合うというよりは、謹慎中なので、啓発活動のことや「特殊詐欺をなくしていきたい」ということばかり考えていました。――お笑いの世界に戻ろうと決意したタイミングは?亮:決意したのは、デイサービスなどに行っていて、おばあちゃんやおじいちゃんから「はよ、テレビ戻ってや」と言っていただけたときに、「(復帰を)考えて良いのかな?」とちょっとずつ思うようになりました。ただ、やりたい気持ちはあると淳には伝えていましたが、いつにするかは考えてくなかった。まず、自分ができることを思って、直接言われることでちょっとずつそういうふうに考えていきました。――主導で嘘をついたとされる宮迫に対して恨みはない?亮:全然ないです。僕より後輩は別として、僕、宮迫さん、入江(慎也)というのは、絶対にあれを止めることが最低1回はみんなできたんです。だから誰のせいでもないです。みんなのせいです。――国会でも反社の定義はないとされたが、それを聞いた感想は?淳:定義があいまいだと思います。亮さんのことがなかったら僕、Twitterで色々つぶやいていたと思うのですが、自粛しました。ただ、定義がないのであれば、みんなで急いで定義を作ったほうが良いのでは。定義がないと、どんな人が反社でどんな人が反社じゃないのか境がわからない。あいまいなまま物事が進んでいくのは腑に落ちない部分があるので、そこは早く定義して欲しいと思います。亮:僕らだったからそうなのか(区別ができないのか)と思ったら、政治家さんもそうなのかと。淳が言ったように何らかの「線」があったら良いなと思いますね。