――改めて亮さん、復帰に向けて頑張った淳の“コンビ愛”をどう思いますか?亮:えっと、そうですね。淳:すげぇ恥ずいやつだ(笑)亮:自分が逆の立場だったら、こんなにできるかなって。頑張れないのかな、こんなにうまいこと立ちまわれないだろうなという考えになったり。それを淳がやってのけたことに関しては、シンプルに「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。――謹慎中に先輩芸人からもらった言葉で特に印象に残るものは?亮:出川(哲朗)さんの言葉ですね。電話がかかってきて。『ご迷惑をかけて申し訳ございません』って言ったら、『あー、もういい、いい』って話をさえぎって。『待ってるから、待ってるから』って、その2回しか言わず。『本当に待ってるから』って言って『ありがとうございます』って電話を切った時に、『男前だなと、かっこいいな』と思いました。――復帰に疑問を持つ人もいるかも知れないが。亮:そういった意見は必ずあるし、あって当然だと思います。それと真摯に向き合って、特殊詐欺がなくなるような活動を地道にちゃんとやっていく。そのようなところを見ていただけるとありがたいです。淳:僕は、田村亮という人間がこの先どう生きていきたいかという時にですね、「芸能活動をして生きていきたい」という言葉を聞いたので、その芸能活動を株式会社LONDONBOOTSの社長として支えたいですし、相方としても支えたい。で、僕ができることであれば、啓発活動に行って「亮ってこういうところで、こういうことをしているんだ」と、僕も知りたいですし。で、その啓発活動は、一生かけてやるくらいの気持ちでいて欲しいです。あとはやはり、芸能の仕事をしているわけですから、「人を楽しませたい」と思って東京に来ていますから、「楽しませる」ことで、今、納得していらっしゃらない方に理解していただくしかないかなと思います。――待ってくれているテレビスタッフにはどんな思い?亮:本当にご迷惑をおかけしてしまって、申し訳ない気持ちです。それでも、お詫びの電話をしたら「待ってるから」と伝えてくれたスタッフの方もいるので、その言葉に真摯に真っすぐ向かっていきたいです。――今後どのようなことをしていきたい?亮:ライブでは、大河か朝ドラに出たいと言いました。淳:トークライブで、ですよ。トークライブでお客さん目の前に「一番、何の仕事がしたい?」って聞いたら、「大河ドラマと朝ドラ」っていうから馬鹿野郎とは言っておきました(笑)亮:好きなので(笑) それにお父ちゃん、お母ちゃんとかが一番喜ぶでしょ。こんだけ心配かけたから。淳:いや、亮さん、好きな仕事を言うときにはテレビ局、まんべんなく言ったほうがね、NHKのことしか言ってないから(笑)――今後、闇営業問題が起きないようにどうしていくべき?亮:僕らみたいな素人では(反社会的勢力か)見分けがつかないと思います。なので、会社にいうべきです。僕はもう、自分の目を信用しなくなったので。淳:吉本興業さんが反社チェックはこれからもエージェント契約だとしても、「ウチがやるよ」といってくださったので、甘えたいと思います。じゃないと、僕たち反社のデータみたいなものがないので。(反社の)定義としても曖昧で、自分たちで判断するのは難しいので、大きな事務所でデータ照合して大丈夫か、大丈夫じゃないかという判断を仰いでいきます。