番組のコメンテーターで国際政治学者の三浦瑠麗は「つまりこれはウケを狙ったわけですよね」と前置きした上で、“まじめさ”をアピールしたところで観光客が増えるわけもなく、愛媛県という存在を意識してもらう程度の効果しかないと言い、「そもそも広告の意図が適切なものだったのか」と指摘した。
さらに、「ウケを狙ってるんだとしたら、まじめな反論が来ていること事態、政策が失敗している」と言い切り、動画に出演している女性についても「まじめな服を着たものすごく私から見るとあんまりハキハキとものを言わずに年長男性に気を使っていそうな女性出演者を出させた時点でこれもう笑いになってない。スベってるんですね」と見解を語った。
一方で、実業家の夏野剛は「こうやって取り上げられるためにこのフレーズ(介護・看護時間の長さ全国1位、彼氏のいない独身女性の多さ全国1位など)を入れている」とコメント。続けて、制作側としては問題になってテレビなどで取り上げられることを狙っていると言い、「そういう意味では制作側の意思は当たってた」と指摘。しかし、その一方で、三浦同様に「これで愛媛県の何を言いたいのか全く分からない」と話した。
その他にも三浦は愛媛の女性流出率の高さについて触れ、「地方創生に“まじめ”に取り組みたいのか、単にバズってこの広告企画成功したでしょって上司に言いたいだけなのか。“まじめ”にやったんじゃなくて、結構その場の利益で広告を成功させようとしているだけなんじゃないのかっていうのが冷たい目線で見られてしまう所以なんじゃないか」とも語っていた。