狂言ならではの動きやセリフをマネて笑いを取っている長田に対し、和泉は「最初は純粋にこんなふうに人から見えてるんだとか、うまいことやるなと思って見ていた」とむしろ感心していたという。
ところが、「その次の瞬間に型の違いに気づいてしまった」と、プロの目線に立ち返り、所作が違うことに不満を覚えてしまったそう。「和泉元彌のマネをしているのに和泉流宗家の型じゃないというのが気になって、そこからムカムカしてきましたね」と、腹が立ってきたことも明かした。
さらに、長田がよく言う「そろり、そろり」というセリフについても和泉は、「そろり、そろりってあれだけ連呼することってないんです」と解説し、「一つの作品、演目の中で1回言うか言わないかの言葉」とダメ出し。
長田の「柿の食べ方」に関しても和泉は納得がいっていないようで、和泉流は
手を動かさずに食べるが、長田は手を動かしながら食べると主張。だが、これについて長田は、「(手を動かさないのは)地味じゃないですか。テレビ的にこっちのほう(手を動かすほう)が映えるんです」と反論。「申し訳ないですけど、すみません」と恐縮しながら謝っていた。