前作に続き、池井戸潤氏の原作『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社/文春文庫)の映像化に挑む4月期のテレビドラマ『半沢直樹』(仮)。その物語の舞台である『東京セントラル証券』と大きく関わるIT企業「スパイラル」を中心にスペシャルドラマでは展開する。
銀行内で行われていた数々の不正を幾度となく暴き、痛快な逆転劇を見せた半沢直樹(堺雅人)。しかし前作の最終回では、頭取からまさかの子会社への出向を命じられてしまった。同作が描くのは、半沢がその子会社「東京セントラル証券」に赴任した後に起きたある事件。新興のIT企業である「スパイラル」は、半沢が「東京セントラル証券」が創業以来使用してきた金融セキュリティシステムをリニューアルするため、コンペで声をかけられた企業の1つ。プロジェクトを勝ち取れば数百億の売り上げに繋がる、「スパイラル」にとっては社運を賭けた一大プロジェクトが進行する中で、人知れずある陰謀が動いていた。
主演は人気俳優の吉沢亮。彼がTBSのドラマで主演を務めるのは今回が初。吉沢が演じるのは、プログラマーの高坂圭。かつてある事件に関わったことで行き場を失っていたが、その才能を買われ「スパイラル」の社員として働いている“敏腕プログラマー”という役どころだ。
前作から1ファンとしてドラマを楽しんでいたという吉沢。スペシャルドラマについては「唯一無二の面白さを感じていました。今回のスペシャルドラマにもそのエッセンスが凝縮されていることと思います」と言い、「半沢直樹のスペシャルドラマなのに半沢が主人公じゃないのかよ(笑)と思っているそこのあなた。完全に倍返しですよ。是非ご期待ください」と半沢の決め台詞で締めくくっている。
スペシャルドラマ『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』は2020年1月3日23時15分から放送。