搭乗したのは、アシアナ航空。韓国の航空会社で、スタイリッシュな企業ロゴデザインが好きという理由だけで毎回こちらを選択している。登場した機材はA320でそんなに新しい型ではないものの、メンテナンスが行き届いており、清潔感がある印象。機内エンターテインメント向けのディスプレイもしっかりと最新のものにリプレイスされているので、そこまで困ることはないだろう。
とはいえ、微妙なのがフライト時間。約1時間50分で到着するので、2時間モノの映画を見てしまうと、非常に重要なラストの部分を迎える頃に到着してしまう。毎回これに思い悩んでいたので、今回は機内Wi-Fiをチョイス。
特に案内はないが、使い方としては「OZ WIFI」を選択すると、自動的に接続がなされる。


アシアナの機内Wi-Fi販売ページに遷移するので、まずは「go online」をタップする。

その後、プラン選択画面にうつる。価格は、1時間約1300円、3時間約1800円、24時間約2300円。フライト時間が2時間もないので、1時間一択である。

1時間をタップすると、ログイン画面に遷移するが、アシアナのメンバーに登録していない場合は「New User Login」を選択しよう。「User Agreement(同意事項)」が表示されるので、最下部にあるチェックボックスを3つ飛ばして、最後に「Accept」。すると、アカウント登録画面に遷移する。

無事アカウントの登録が済めば、支払いに移る。支払いはクレジットカード一度なので、利用予定の方は手元に用意しておくことをおすすめする。

さて、無事支払いが済めば、晴れて接続がスタート。残りの接続時間も表示されるので、同ページは残しておくと目安になるだろう。
肝心のスピードについてだが、体感でもこれまで体験してきた国際線の機内Wi-Fiと比較して、明らかに速い。自身が過去に体験した機内Wi-Fiでは、テキストメッセージですら送信にもたつくパターンもあったが、今回のアシアナ航空のそれは全く遅延がない。さらに、ブラウジングもサクサクといっても良いレベル。



実際に「RBB SPEEDTEST」を用いて速度を計測してみたが、下りは3~4Mbpsで安定している。1Mbpsも出ないケースがほとんどなので、これはかなり良いスコアと言えるだろう。ただし、上りはボロボロで、0Mbpsに近いスコア。計測も途中でタイムアウトになってしまうことが多かった。
ちなみに、アシアナ航空の機内Wi-Fiはあくまで、こうしたインターネット接続サービスを提供するためのものであって、なにか特別にコンテンツ(有料会員向け機内エンターテインメント等)が他に提供されることはないので、留意しておきたい。
この日は、極寒の韓国便ということもあり、満席率は7割ほど。また、フライト時間の短さゆえ、機内Wi-Fiの利用者が少なかったことが今回の素晴らしい計測速度に至った理由かもしれないが、なんにせよ、国際線で、これほど快適な空の旅は初めてというほどに、地上と変わらない生活を送ることができたのは感動した。