州をあげてスタートアップを支援するカタルーニャ
スペイン・カタルーニャ州はスタートアップの支援に対して非常に積極的だ。毎年4YFNとMWCの会場に地元カタルーニャから数多くのスタートアップが出展している。その数は今年4YFNに20社以上、MWC会場の出展社は100を超える規模になる。

企業活動を積極的に支援しているのはカタルーニャ州政府貿易投資事務所だ。4YFNへの出展をマネージメントしている代表者である同所のJordi Aguasca氏にインタビューした。

同所が4YFNにカタルーニャ州の有望なスタートアップを集めて参加をはじめたのは2013年から。「政府としてはカタルーニャ州で生まれたスタートアップの種が大きく育つよう、海外進出も含めたバックアップをおこなっています。4YFNやMWCのような展示会に出展して強力なコネクションをつくってもらえるように団体での出展も呼びかけています。これまでに数々のイベントに参加してきたスタートアップによるネットワークが今では確かな形を成しています」(Aguasca氏)。

カタルーニャを世界のスタートアップのハブに
同所が目指すゴールは、カタルーニャの先進技術と人材を世界に発信すること。スタートアップが足場を固められるよう、投資家とのコネクションづくりにも積極的に応援の手をさしのべている。また世界各地のスタートアップをバルセロナに集めて“スタートアップのハブ”をつくることも彼らの重要な狙いの一つだ。カタルーニャ州政府貿易投資事務所としては、いま世界各地に40を超えるオフィスを展開している。日本も東京にコンタクトを設けている。Aguasca氏は「これからもカタルーニャ初のイノベーションを世界に届けたい」と熱っぽくインタビューに答えてくれた。


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