iOS 11.3の公開前に、まだiOS 11のARコンテンツを試したことがないという方がいればぜひこの機会に触れてみて欲しい。対応する端末は6s/6s Plus以降のiPhone、iPad Pro、第5世代以降のiPadなど「A9」チップ搭載以降のiOSデバイスになる。今回は春の新生活が始まる時期に役立ちそうなアプリを3つほど集めてみた。
「IKEA Place」は安価で高品質、新しい住まいにぴったりのアイテムが豊富にそろう家具・インテリアショップ、イケアのAR対応オンラインカタログだ。ソファにチェア、テーブルや収納家具など多彩なアイテムを選択して、本物の家具と同じデザイン・色合いの仮想オブジェクトを部屋に置いた様子がシミュレーションできる。家具を置いた様子は写真に撮って保存、またはメールやSNSでシェアもできる。家具の場合は、購入前にレンタルして仮置きしてみるといったことができないので、こんなARアプリがあれば雰囲気だけでもつかめて参考になる。


「MapFan AR」はiPhoneのカメラでキャプチャしている街並みに、目的地までの行き方を矢印や文字情報をオブジェクトとして表示しながら道案内してくれるARナビゲーションアプリだ。iPhoneを縦に構えると画面の上半分にARマップを、下半分には3D表示にも対応する地図画像が表示される。初めて暮らすことになった街も、このアプリさえあれば迷わず駅までたどり着ける。地図を見ながら近所にどんなショップや施設があるのか散策してみるだけでも楽しそうだ。

「Drops」はARビューを活かしながら外国語を学習できるユニークなアプリだ。実空間にふわふわと浮かぶARオブジェクトをタップすると外国語で単語の意味が表示される。AR体験を通して学ぶと何となく単語も頭に入りやすいような気がしてくる。学べる言語もなんと28種類とバラエティに富む。新しい職場、学校での生活をスタートしたきっかけにARで外国語を学んでみてはいかがだろうか。

※iPhoneの音声入力で正確なメモは取れるのか?