セコムは21日、ホームセキュリティとヘルスケアを融合したリストバンド型の健康管理・救急対応サービス「セコム・マイドクターウォッチ」を開発し、2017年初夏から正式にサービス提供を開始すると発表した。 正式サービス提供に先駆け、2017年1月から「セコム・ホームセキュリティ」の契約者を対象にモニターを募集し、トライアルでの提供を行うとのこと。 ちなみに「セコム・マイドクターウォッチ」は、「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービスとして2013年に提供を開始した「セコム・マイドクタープラス」の機能をさらに強化したサービスとなる。 「セコム・マイドクタープラス」は、携帯電話・GPS機能・救急通報機能を備えた見守り端末を用いて、自宅でも外出先でも緊急対処員が駆け付ける高齢者救急時対応サービス。今回開発した「セコム・マイドクターウォッチ」はこれらの機能に加え、リストバンド型ウェアラブル端末を使い、健康管理サービスと救急対応サービスを一体にして提供する。 健康管理サービスは歩数や消費カロリーといった活動量を計測。計測したデータは自宅の液晶モニターでグラフ表示することができる。 救急対応サービスは「救急通報」や「転倒検知」、装着者の動きが一定時間確認できなかった場合に自動で通報する「ライフ監視」といった機能で日常生活の不安に対応。異常発生時には全国約2,800カ所の緊急発進拠点から緊急対処員が駆け付け、必要に応じて救急車の手配等を行う。 なお、モニター調査期間中は「活動量測定」以外の機能は自宅のみでの利用となるが、正式サービス開始後はスマートフォンと連動させることで屋外での利用も可能になる。将来的には血圧や脈拍、体温などの測定機能を持たせることで、病気の予兆検知までサービスを拡大する予定だ。