帝人は14日、デニム調アラミド繊維織物「Xfire DENIM」(エクスファイア・デニム)を開発し、消防団員が着用する防護衣料向けなどに販売を開始することを発表した。 同社は防護衣料向けではメタ系アラミド繊維「コーネックス」製の織物を展開しており、国内トップシェアを持っている。生地の耐火性能やメンテナンス性などが要求される消防団員用の防火服向け織物も手がけており、今回発表された「Xfire DENIM」では耐熱性と強度を持ちながらデニム調により、快適性と高いデザイン性を備えた防火服の生産を可能としている。 「Xfire DENIM」は防護衣料市場向けに販売が行われ、消防団員向け防火服は防護衣料メーカーにより2017年からの国内投入が予定されている。 同社は防護衣料用途でトップシェアの地位を確立することで、セーフティーソリューション分野全体で、2020年までに200億円の売上を目標としている。