V-Lowマルチメディア放送「i-dio」を推進するBICは21日、JR京都駅前に設置するデジタルサイネージ端末に、i-dioによる多言語での緊急地震速報を受信する機能を搭載したことを発表した。i-dioによる多言語防災サイネージは国内初の導入となる。 「平安京羅城門模型移設プロジェクト」がJR京都駅前に設置したデジタルサイネージに、i-dioによる信号を受信して、緊急地震速報を5言語で表示する機能が搭載された。 デジタルサイネージ端末は、平安建都1200年記念事業の一環で制作された羅城門の模型の横に設置されており、通常時は、模型移設プロジェクトの意義を日本語、英語、中国語(繁体字&簡体字)、韓国語の計5言語で解説するものとなっている。 ネット配信とは異なりアクセス集中による回線の混雑が起こらないi-dioの特性を活かし、外国人観光客が多く訪れる京都駅前での、多言語による地震速報表示は、緊急時に効果を発揮することが期待される。