先日、Appleが将来的に、省エネルギー性に優れ、表示内容を自在に変えられるE Ink採用の新型キーボードを開発するため、オーストラリアのスタートアップSonderとミーティングを行ったとの報道が、海外複数メディアで報じられた。未来の「Magic Keyboard」かと期待されたが、どうやらこの噂については、もうしばらく様子を見た方がよさそうだ。 Sonderは現地時間17日、本件に関して否定する声明を発表している。同声明によれば、マーケットで報じられているように、現地時間12日にAppleのティム・クックCEOとミーティングを行った事実はないとのこと。ただ、もしもそうした機会があるのであれば、非常に喜ばしいことだとしている。 この情報だけであれば、噂は完全否定といってもおかしくはないのだが、その後、現地時間19日、米メディアThe Wall Street Journalが、匿名の情報筋から得たリークとして、2018年に登場する新型MacBookのキーボードには、E Inkが搭載されると伝えている。 同情報によれば、現地時間11日にAppleと台湾EMS大手のFoxconnのトップ、およびSonderの三者で、未来のMacBookに関する会談を行ったとのこと。本件に関しては、Appleがコメントを拒否しているうえ、会談を行ったとされる日付とは異なるものの、先の通りSonderも否定、Foxconnは一切のコメントを出していない。 そのため、これ以上確認が取れない状況だが、さまざまなアプリケーションやコミュニケーションツールが登場している現代において、こうした表示内容が自在に変えられるキーボードの存在は有意義であるし、かつAppleが現地時間27日のスペシャルイベントで発表するものと予想される新型MacBook ProにはOLEDタッチバーの搭載が噂されており、同社がこうしたフレキシブルな機能をキーボード面に持たせようとしている可能性は十分にある状況。冒頭でも述べた通り、この件についてはもう少し今後の様子を見守る必要があるだろう。
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