今夏に発売された「Xperia X Performance」の上位に位置づけられるモデルが半年も経たないうちに発表され、正直に言って筆者も驚いた。それぞれの端末にどんな違いがあるのか、よくわからないという方も多いだろう。
今回は改めてXperia XZの国内発売スケジュールが明確になったことを受けて、Xperia X Performanceとの比較レビューをお届けしたい。
■よりスリムに、シャープになったデザイン
春に「MWC 2016」(スペイン・バルセロナ)の会場でXperia X Performanceが発表された際、それまで日本国内では主力モデルとして活躍してきたXperia Zシリーズとデザインがけっこう変わったなという印象を受けた。2.5Dのラウンドエッジガラスを採用したメタルボディ。4隅コーナーにもカーブを付けた約5.0インチのディスプレイを搭載する、Xperia Z5よりもちょっと小ぶりなスマホは、片手持ちにもよく馴染むやさしいデザインだ。女性も持ちたくなる華やかな新色のローズゴールドとライムゴールドも鮮烈だった。案の定、国内での発売がアナウンスされた後は、筆者周囲のスマホに関心の高い女性の多くが「今度のXperiaはいいね!」と関心を寄せていた。
対して今度のXperia XZはまた少し男性っぽいクールでエッジの効いたデザインになった。フロントからリアへ、ラウンド形状のサイドフレームから一気につながるシームレスなループ形状がスリムでシャープな印象を与える。実際、Xperia X Performanceと並べてみると、本体の厚みはほとんど変わらないのに、手に持つとカチッと手のひらにフィットするような感触がある。