自分の“ニオイ”の自覚は難しい。大事な商談やデートの際に、「もしかしたら自分は汗臭いのかもしれない」と不安な気持ちになることもあるだろう。そんな不安を解消するために、客観的な数値データで“ニオイ”を確認できるソリューションが登場した。
世界初の体臭測定ソリューションを謳う「Kunkun body（クンクンボディ）」は、汗臭、加齢臭、ミドル脂臭の3大体臭をレベル表示することが可能。専用デバイスとスマートフォン用アプリケーションだけのシンプルな構成で、あたま、わき、耳のうしろ、あしの体臭を測定することができる。測定された体臭のデータはBluetoothでスマホに送られ、20秒ほどでアプリケーション上に表示される。測定結果は10段階で表示され、レベルによりニオイ対策が必要かどうか客観的な判断が可能になるという。
三大体臭に対応
大事な予定の前にすぐチェック！
■今後はあらゆる”ニオイ”に対応していく
販売するのはコニカミノルタ。正式販売に先立って、クラウドファンディングプラットフォーム「MAKUAKE」を利用した先行販売が13日より開始されている。コニカミノルタは、MAKUAKEでの先行販売を通じて支援者の声を確認した上で、さらなる社会の課題解決につながるソリューションを提供していくとのこと。
「Kunkun body」の技術基盤として使用されているのは、コニカミノルタのBusiness Innovation Center（BIC）Japanが大阪工業大学と共同で開発したニオイ測定のプラットフォーム。複数のガスセンサーを使い、ニオイの特徴を捉え、学習させ、判別する研究をおこない、その成果が今回のソリューションにつながった。今後は口臭への対応をはじめ、世の中のあらゆるニオイに対応していく予定だ。
ニオイ学習のフロー
なお、専用デバイスは縦108.5mm、横53.5mm、厚み22.5mm、重さ約100gと気軽に持ち歩けるサイズ。電源はリチウムイオン電池。メーカー希望小売価格は30,000円となっている。スマホアプリは無料。
