Appleの自動運転車開発計画は、プロジェクト“Titan”と呼ばれ、もはや公然の秘密であるかのような扱いになっている。だが、今年1月頃に同開発計画の中核を担っているとされてきたSteve Zadesky氏が突然Appleを退職してからは、計画に遅れが出ていると噂されるなど、暗雲が立ち込めてきていたのも事実だ。 さらにここにきて、New York Timesを中心とした複数の海外メディアが、関係者から入手した情報として、Appleは自動運転車開発計画の一部見直しを行ったようだと伝えている。 これまでプロジェクト“Titan”では、自動運転車の設計や製造も視野に入れられてきたが、今年7月、同開発計画のトップに就いたBob Mansfield氏は、Googleが進めるそれと同様、自動運転車の技術開発にシフトしたとのこと。これに伴い、同社は数十名規模のリストラを行ったこともあわせて報じられている。 海外メディアは、同件についてあくまで“リブート(再起動)”であるとしているが、心配であることは変わりない。Appleにとって次世代の核を担う事業として注目されてきただけに、計画がこのまま継続され、完成することを祈るばかりだ。
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