防犯面でも、防災面でも、夜間の照明があることでの安心感は極めて大きい。しかし、予算などの問題もあり、細い路地などには照明自体が設置できないケースも少なくない。 そうしたニーズに対応する2製品が、15日まで東京ビッグサイトで開催されていた「第10回オフィス防災EXPO」のオプテックスブースで参考出品されていたのでご紹介していこう。 今回展示されたのは、通路用センサ調光型ソーラーLED照明「LS-20(S)」と、避難誘導用センサ調光型ソーラーLED照明の2製品。 「LS-20(S)」は、いわゆる防犯灯的な役割も期待できる製品で、本体重量2.8kgという軽量さと、電源不要で運用できるソーラー式というのが特徴となる。基本形状は、バー状になっていて、細い路地でも長方形型に光を照射することができ、可動部を動かすことで、照射範囲の微調整も可能だ。 また、側面には赤色の点滅式のLEDライトも搭載されていて、山道などなら安全な登山道を示すための誘導灯としても使える。 さらにセンサーによる照度調整機能も付いているので、日没後の自動点灯や、人が来た時のみ照度をあげると言ったことも可能だ。 一方、避難誘導用センサ調光型ソーラーLED照明は、基本仕様や特徴は、「LS-20(S)」と共通で、違いは側面のLEDライトが緑色となっており、災害時の避難誘導灯として使うことができる。 いずれの製品もIPX5(防噴流形)の保護等級となっており、予定価格は10万円前後とのこと。11月の発売を予定しているという。