大和ハウスは、防災配慮型2・3階建賃貸住宅商品「セジュールNewルピナ」を1日から発売した。特徴は、災害発生に伴う停電などに備えるため、家庭用リチウムイオン蓄電池を全戸に標準搭載した点となる。 設置される家庭用リチウムイオン蓄電池は、エリーパワーの「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」。幅32×奥行58.5×高さ51.4cmとコンパクトながら蓄電容量2.5kWh、出力1.5kVA/1.4kWと高出力で、満充電の場合テレビ・ノートPC・携帯電話など合計消費電力220W想定で連続約8時間使用可能だ。 最大1.4kWまで出力できるので電子レンジや炊飯器など消費電力の大きい家電製品も使用可能。災害時のライフラインとして活用できる。 「セジュールNewルピナ」は北欧風のデザインと7色のカラーバリエーションが可能な外観を特徴とした、2・3階建賃貸住宅商品。女性向け防犯配慮型賃貸住宅SW仕様にも対応している。 家庭用リチウムイオン蓄電池の搭載は、4月に発生した熊本地震を受けてのことで、全戸に標準搭載するのは賃貸住宅業界としては初だという。 販売価格は本体工事価格45万円/坪~(税別)。販売地域は全国で、販売目標は年間500棟。