イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は29日、東海エリアで衛星放送配信事業や通信事業を提供するコミュニティネットワークセンター(CNCiグループ)と、スマートホームサービス「インテリジェントホーム」の販売に関する基本合意したことを発表した。 「インテリジェントホーム」はイッツコムが提供するサービスで、住宅に設置したネットワークカメラ、電子錠、各種センサー、家電コントローラーなどの各種デバイスを、スマートフォンやタブレットの専用アプリでネットを経由して遠隔操作できるといった特徴を持つ。 今回、基本合意に達したCNCiグループは、東海エリアの11のケーブルテレビ事業者からなる、サービス総世帯数約77万世帯を誇る業界大手の1つ。今後、CNCiグループの各ケーブルテレビ事業者が、7月より順次「インテリジェントホーム」サービスの販売を開始する。 イッツコムは「インテリジェントホーム」のライセンスをCNCiグループ各社に提供し、イッツコムの子会社Connected Designが「インテリジェントホーム」に接続する各種デバイスの販売を行う。 CNCiグループにおける「インテリジェントホーム」の月額提供料金は、サービスの基本利用料が1,980円、ホームゲートウェイが300円、デバイス利用料は1台200~700円となる(センサーやIPカメラなど利用するデバイスによって異なる)。価格はいずれも税別。