米Microsoftは2015年1月、ジェスチャーや音声認識によって操作ができるデバイス「Kinect(キネクト)」を用いて、ユーザーの非常に細かな手の動きを再現する技術「Handpose」を披露した。「ジェスチャーコントロール」という技術自体は、以前から各社が研究を進めている領域ではあるが、あそこまでリアルタイムで、かつ高精細な動きを再現したことついては驚きだった。衝撃の披露から約1年半、Microsoftはその現在地をブログ上で公表している。 言うまでもなく、手の動きというのは非常に複雑だ。関節はぐるぐると回転もするし、向きによっては手のひらの内に指が消えるタイミングすらある。また、体全体の大きさと比較すればサイズが非常に小さく、追跡するのは困難を極める。だが、驚いたことに「Handpose」はそれらの追跡すべてに対応した。 DJプレイや、操り人形の操作、まるで実際に触れているかのようなリアルな質感をAR(拡張現実)上で再現するほか、高精度な赤外線センサーによって、手を重ねたことも感知する。「Handpose」を使えば、レバーを引いたり、ボタンを押したり、ダイヤルを回したりといった動作もお手のもの。「Kinect」から多少離れていても、こうした感度に問題はない。 「Handpose」を使えば、もはやマウスやキーボードは必要がなくなるかもしれない。同時に案内されている「Project Prague」では、画面上に表示された画像をジェスチャーでコントロールする様子が映し出されている。 ここまで言葉で紹介したが、この素晴らしいテクノロジーは、ぜひ動画でも体感して欲しい。きっとAR技術の進歩に驚くことだろう。
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