Appleは現地時間13日より、開発者向けカンファレンス「WWDC 2016」をスタートしている。基調講演では、これまでの「OS X」を改め、「macOS」とすることを発表したが、次期基本ソフトとなる「macOS Sierra」のコード内には、「有機ELタッチバー」に関する記述などが含まれていることが分かった。■「WWDC 2016」の基調講演で発表のなかった新型MacBook Pro 「WWDC 2016」のスタート前、新型のMacBook Proが基調講演で発表されるのではないかという情報が国内外で飛び交っていた。 特に、目ぼしい点としてあげられていたのが、「有機ELタッチバー」の搭載だ。既存のファンクションキーの代わりとなり、タッチによる直感的な操作が可能になるものと噂されていたが、結果的にその発表はなく、主にソフトウェアアップデートの案内で幕を閉じた。「WWDC 2016」に訪れている開発者たちの多くは、MacBook ProやMacBook Air、MacBookを持参していることから、特に残念だったに違いない。■開発者向けのプレビュー版には気になる記述が ただ、今後に期待が持てる点もある。 すでに開発者にはプレビュー版として「macOS Sierra beta1」の配信が開始しているが、そのコードには「kHIDUsage_LED」からはじまる複数のコードが含まれており、「LED」という記述は「有機ELタッチバー」を指すものと考えられている。 ほかにも、「macOS Sierra beta1」には、「生体認証」を示唆するコードが見つかっているので、次期MacBook Proなどへの「Touch ID」搭載にも今後要注目だ。
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