「Blincamのアイデアが生まれた原点は、日常の中で不意に訪れる瞬間を逃さず、ハンズフリーで手軽に記録できるカメラがあったらいいなという発想。サイクリングや登山、釣りなどスポーツアクティビティの際に手がふさがってしまっている時でも写真が撮影できるようになる。またウェアラブルデバイスは“ファッション性”も大事なので、カラーバリエーションにもチャレンジしたい」と高瀬氏は構想を語る。大切な瞬間をまばたきだけで残すというユニークなアイデアだ。 本体にはGPSの搭載も計画されている。写真を記録した場所をタグ情報として記録しておくことで、ユーザーが思い出をより詳細な情報とともに記録できるようになるだけでなく、観光向けインフォメーションの記録用デバイスとしてBtoBへの展開も広がりそうだ。 プラットフォームの名前は本日時点では非公開だったが、クラウドファウンディングへの公開は今月末ごろを予定しているという。資金集めが成功すれば、次のステップとして年末頃には商品化する計画だという。価格は2万円前後を見込んでいる。 「まばたきの動きを検知できるセンサーを活かして、例えばカーナビやリビングのテレビをハンズフリーで操作できる“まばたきリモコン”のようなものが開発できたら面白いのでは」と、高瀬氏はBlincamの先も見据えてコメントを添えてくれた。