プレゼンではiPhone 6s plusとの比較を通して、カラーコレクションセンサーと手ぶれ防止機能の優位性も示された。カラーコレクションセンサーはリアカメラの脇にあり、被写体との距離にかかわらず正しい色彩情報が保てるというのもの。iPhone 6s plusでは色味が変わる状況でも、より正しい色味で撮影が継続できる。動画撮影時の手ぶれ補正についても、3軸ジャイロセンサーによる手ぶれ補正の搭載で、iPhone6s plusよりも力強く補正がかけられている。 このほか「Delux」では内蔵メモリが6GB(他は4GB)となり、GoogleDriveなどで作業効率が向上。CPUにSnapdragon 820を採用した恩恵をうけ、下り最大600Mbps、上り最大150Mbpsの高速通信を実現した。一方「Ultra」ではDTSヘッドフォン対応で仮想7.1チャンネルサラウンドを実現。新開発のデュアル5マグネットスピーカーも採用しており、本体だけでも映画や音楽などを快適に楽しめるという。「Zenfone 3」は249ドルという価格が最大の魅力で、発表されると最も大きな拍手が聞かれた。■初のホームロボット「Zenbo」 カンファレンス後半では「ロボットコンピューティングを各家庭に届けたい」というビジョンと共に、ホームロボット「Zenbo」がお披露目された。左右にホイールが内蔵された球体のボディにアームで頭部がつながるデザインが特徴的で、価格は559ドル(約6万2000円)。前後左右に移動したり、液晶でさまざまな表情を見せたり、ボイスで会話ができる。操作はボイス入力で行い、内臓カメラで写真撮影も可能だ。壇上ではシー会長がダンスステップを踏みながら紹介を行い、「Zenbo」に記念写真を撮らせるなどして、会場を沸かせた。 「Zenbo」の家庭内における活用イメージビデオも公開された。冷蔵庫の食材を「Zenbo」に告げると、その食材で作れるレシピを紹介し、声で作り方もガイダンス。一緒にゲームをして遊んだり、童話を読み上げたりと、子守も行う。高齢者が毎日薬を服用したか管理し、転倒した場合はネットを介して近親者に連絡。監視カメラで訪問者の存在も知らせるなどだ。シー会長は発売時期は伏せたものの、これから開発環境などを開放し、業界全体でエコシステムを作り上げたいと抱負を語った。 このほか、ノートPCの「ZenBook 3」シリーズと2in1の「Transformer 3」シリーズについても、新製品の価格が発表された。「ZenBook 3」は本体の厚さが11.9ミリ、重量は910グラムと本ジャンルでは最軽量を実現。Corei7搭載で、上位機種から1999ドル(約22万円)、1499ドル(約16万5000円)、999ドル(約11万円)の3機種を用意する。「Transformer 3」は799ドル(約8万8000円)、上位機種の「Transformer 3 Pro」が999ドル(約11万円)。グラフィックスカードドッグの「ROG XG Station 2」などにも対応する。
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