

大手家電量販店などであっても、ASUSの最新製品や細かいラインアップは必ずしも置かれていなかったりするのだが、このオフィシャルストアではスマホやノートパソコンは大体置いているし、ゲーミングPCなども並んでいる。普通のショップではZenBook 3はあっても、ZenBook 3 Deluxeなど派生モデルはなかったりするが、ここではほとんどのラインアップが並んでいて、試すことができる。





スマホ系のアクセサリもいろいろ並んでいるのがいい。三脚もあるし、モバイルバッテリも並んでいる。スマホケースなどはほとんどの主流製品がそろっているので、ZenFoneを使っている人は立ち寄ってみるといいのではないかと思う。




この店舗では販売だけでなく、前述のように修理などもおこなわれる。ありがちなバッテリ交換や点検などであれば、近いうちに体制が整えば、修理に出した翌日にも修理が終わり受け取れるというほどスピーディに対応する予定という。修理時は来店前にWebで予約をすることができ、製品情報などを登録しておくと、来店してカウンターに行って、すぐに登録データでサービスを受けることができる。






店内は広々としており、いくつかのテーブルに、ノートパソコンやスマホが分類されて置かれている。右側奥にカウンターがあり、修理の受付などをしてくれる。奥のドアを開けて入ると修理センターになっていて、修理がおこなわれているが、この修理スペースには通常、普通のユーザーには入ることができないそうだ。修理をしている人はASUSで日頃から修理業務をしているスタッフが配置されており、熟練しているので安心感がある。
そして、店内の左壁側にはスマホのアクセサリなどが並んでいる。アクセサリはZenFone関連なわけだが、前述のようにZenFoneのケースなど細かいものまで豊富に並んでいる。
最新機種を含め、ASUSの製品ラインアップが揃っており、どんな感じなのかを確かめられることと、アクセサリが揃っているのが同店舗の大きなメリットだろう。それ以外に、対面で機種に関する質問ができたり、修理時の細かい対応ができるのは実店舗ならでは。
ASUS Store Akasakaは日本において、ASUSに欠けていたピースをうまく保管してくれるものなのではないかと思う。ようやくASUSが本気になってきたというのを実感する。
最後になるが、このASUS Store Akasakaは、地下鉄赤坂見附駅から歩いて1分程度の場所にある(東京都港区赤坂3-2-12 赤坂ノアビル1F)。
悪い立地ではないが、なぜ秋葉原とか渋谷、新宿などではないのか?という疑問も浮かぶ。現実的な問題として、そのような場所は人が多すぎてゆっくり製品を見られない雰囲気があるのだろう。場所のセレクトにもASUS独特のセンスがあるような気がした。ASUSファンであれば、一度、足を運んでもらえればと思う。

作家・ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。小説「パッセンジャー」で10年以上前に河出書房新社から作家デビュー。IT関連など著書50冊以上。最近はYouTubeでチャンネル登録者10万人を目指している。
※ASUSの最新スマホ「ZenFone 5」シリーズの詳細レポート