KDDIは12日、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。 売上高は4兆4661億円で前年比4.6%増。営業利益は8334億円で前年比25.2%増、当期利益は5655億円で前年比34.8%増、最終的に、親会社所有者に帰属する純利益は4945億円で前年比24.9%増だった。同社は、営業利益「3年連続2桁成長」を達成したとのこと。 KDDIでは、「マルチユース」「マルチネットワーク」「マルチデバイス」の3つの頭文字からなる「3M戦略」を推進。またマルチデバイスによる収入を反映した一人当たりの「au通信ARPA(Average Revenue Per Account)」と、一人当たりの「付加価値ARPA」を、当期の重要KPIとし、両ARPAの最大化を図ってきた。 売上高については、3M戦略の推進により、モバイル通信料収入が増加、端末販売収入も増加した。そのぶん端末販売原価や販売手数料が増加したが、売上高の増加等により利益は2桁成長となっている。 同社では、国内通信事業の持続的成長のため、「3M戦略」を今後も推進。あわせて、「au経済圏」の最大化、グローバル事業の積極展開に注力するという方向性を打ち出している。
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