まずは形状や特性を見てほしい。「Helium Core」には、本体上部や側面に、複数の穴があけられている。この穴は、ストラップや三脚、マイク、スピーカーなどのアクセサリを装着するために利用できる。またiPhoneのカメラ部分に設けられた大きめの穴は、直径37ミリまでのレンズに対応しており、一眼レフ並みの撮影も不可能ではない。
iPhoneの基本性能を損ねないよう、しっかりとイヤホンジャックやLightningコネクタの穴もあいている。音楽を聞きたい時や充電をしたい時、いちいち「Helium Core」を外す必要はない。
普段のiPhoneケースとして使用するにはやや大きいような気がするかもしれないが、この大きさがあるおかげで、撮影の際のグリップが安定しそうだ。これまで「Helium Core」のことをiPhoneケースと称してきたが、「iPhoneを本格的な撮影用具に変身させるキット」と書いた方が、多くのユーザーのニーズに当てはまるかもしれない。
そんな「Helium Core」だが、現在KickStartarにおいて資金調達中で、本稿執筆時点において、およそ9割の資金を調達し終えている。商品化は時間の問題だろう。なお、「Helium Core」の価格はiPhone6/6s用が108ドル、iPhone6 Plus/6s Plus用が119ドルとなっているが、いずれも残数わずかとなっている。