2016年もすでに5月。ゴールデンウィークに沸き立つ国内だが、5月1日はいわゆる「八十八夜」だった。連休も5月5日を過ぎ、夏目前となってきた。 そんな“5並び”の時期だが、古来より続く陰陽道と、最新スマホが融合した関連企画が発表された。 平安時代の陰陽師「安倍晴明公」をまつる晴明神社(京都市上京区)では、身近にある魔除け呪符の1つ「五芒星(ごぼうせい)」の星形を見つけて、Instagramに投稿する企画をスタート。6月30日(夏越祓)までに、5つ見つけて投稿したユーザーに、安全祈願「魔除ステッカー守・小(赤)」を進呈するという。 五芒星というと、『帝都物語』の“怪人”加藤保憲の手袋を連想してしまい、ちょっと禍々しいイメージもあるが、本来は祈祷呪符の1つ。ふつうに「星形」と思えば、日常で簡単に発見出来るマークだ。そもそも、安倍晴明(五芒星)と蘆屋道満(六芒星)による由緒正しい紋章でもあり、戦時中に弾除け(多魔除け)の意味をかついで、軍帽に刺繍されていたという。探しているだけでも霊験あらたかで、ご利益間違いナシだ。 企画に参加するには、タグ「#五芒星」を付けて投稿するだけOK。これにより、特設サイトに掲載される。ただし、受け取りには晴明神社の授与所まで出向く必要がある。授与所で画面を提示すれば、ステッカーが入手可能だという。 五芒星を集めるより、受け取りのほうが難関なこの企画。GW最後のイベントとして、近隣の人は挑戦してみて欲しい。