大阪市立大学医学部・疲労医学講座と同大学医学部発のメディカルITベンチャー・エコナビスタは、27日、共同開発した健康見守りサービス「ライフリズムナビ+Dr.」が、有料老人ホーム「グランフォレスト ときわ台」に導入されたことを発表した。 「ライフリズムナビ+Dr.」は、ベッドのマットレス下に設置する各種センサーにより、対象者の睡眠から活動、室内環境まで「見える化」する見守りシステム。 各センサー情報は専門クリニック「東京疲労・睡眠クリニック」が管理するクラウドサーバに自動送信され、その情報を元とした健康レポートが毎月届く機能も備えている。健康状態に不安な予兆がある場合には、家族や介護者にリアルタイムで通知が届く仕組みとなっている。 「センサーマット(体動センサー)」「人感センサー」「扉開閉センサー」「温湿度センサー」など複数の非接触センサーを利用して、在床・離床判定から入眠&覚醒時刻、睡眠深度、心拍数、無呼吸時間など、対象者の状態と、室温湿度やドアの開閉状況、活動時間などを総合した見守りを行う。 今回の導入を皮切りに、有料老人ホームの運営を行うフィルケアは、今後開設予定の「グランフォレスト」シリーズに2016年秋から同システムを採用していく予定だという。