群雄割拠の状態になりつつあるプリペイドカード・ポイントカード。3月末にはLINEが、オフライン店舗で利用できるプリペイドカード「LINE Payカード」の発行を開始し、さらに混戦状態が深まっているが、プリペイドカードは5種に分類できるという。 ジャストシステムでは、プリペイドカード利用に関する実態調査を4月上旬に実施。この調査では、プリペイドカードを、下記の5種に分類しさまざまなアンケートを実施している。・交通系プリペイドカード(PASMOなど)・インターネット系プリペイドカード(Vプリカなど)・特定商品系プリペイドカード(GooglePlayカード、スターバックスカードなど)・汎用的な店舗系プリペイドカード(nanacoカード、楽天Edyなど)・旅行系プリペイドカード(旅プリカなど) まずそれぞれの利用率を調べたところ、「交通系」70.5%、「汎用的なリアル店舗系」64.8%がとくに高く、3位の「特定商品系プリペイドカード」24.7%を大きく引き離した。 このうち、汎用的なリアル店舗系カード利用者365人に、「利用しているプリペイドカード」を聞くと、もっとも利用率が高かったのは「nanacoカード」58.6%。以下「WAONカード」53.7%、「楽天Edy」45.2%、やや離れて「au WALLET」16.8%、「LINE Payカード」11.8%の名前があがった。 現在、プリペイドカードを利用しておらず、利用を検討している人119人に、「利用を検討しているプリペイドカード」を聞くと、ここでも「nanacoカード」39.5%がトップ。次いで「WAONカード」32.8%、「楽天Edy」28.6%と順位は同じだった。ただし、10代に限定すると、もっとも人気が高いカードは「nanacoカード」40.0%だが、2位に「LINE Payカード」26.7%が、「WAONカード」「楽天Edy」と同率で並んだ。 なお非利用者がプリペイドカードを利用しない理由として、30.4%が「特に明確な理由はない」と回答する一方、「チャージをするのが面倒くさそう」34.9%が最多だった。