富士通が愛犬の行動がスマホでわかる犬用ウェアラブル端末「わんダント2」を4月から発売する。24日、都内で発表会が行われた。 「わんダント2」は、ペットの首輪に装着できる小型の「わんダントチャーム」、「チャームホルダー」、自宅に設置することでチャームと連動し、愛犬を写すカメラまで付いた「わんダントステーション」の3つで構成される。「わんダント2」で測定されたデータは、スマホアプリで確認することができる。 前バージョンでは、計測したデータを飼い主が自宅でパソコンやスマホに取り込む必要があった。だが、「わんダント2」では愛犬の写真とチャームの情報をBluetoothでステーションに送信。ステーションは無線LANネットワークで、飼い主のスマホアプリ「わんダント2」に情報を送ることができる。 チャームは犬の歩数や緊張/イライラから起こるカーミングシグナル、運動の量などを自動で測定。蓄積した活動データから、愛犬の行動特徴を64のグループに分け、愛犬の状態を分析する。スマホアプリ「わんダント2」で「いま何してる?」ボタンを押すと、ボタンを押したタイミングから30分遡って「いま」の様子を分析。「今は休んでいるけど、ちょっと前はウロウロしていた」といった細かな情報をコメントで知ることができる。 また、ステーションのカメラで撮影した愛犬の写真も表示。撮影範囲内に愛犬がいるタイミングであれば写真を見ることができる。このほか、活動データを元に愛犬の1日の生活リズムを8パターンに分類し、どんな生活バランスなのかを把握。飼い主と一緒に過ごした時間などを加味したうえで、愛犬がどれだけ幸せか、「ただいまのハッピー度」を測定する機能もついている。 また、アプリでは愛犬家同士が集まるコミュニティや、「小型犬OK」や「ドッグ用メニューあり」などこだわりの条件でドッグカフェやトリミングサロンなどが探せる検索サービス、ペットグッズを扱うセレクトショップといったサービスも展開される。セレクトショップで紹介された商品は愛犬のハッピー度が80%を超えた場合にゲットできる「ハッピーポイント」を使ってプレゼント応募することもできる。 なお、同製品は3月31日から4月3日まで東京ビッグサイトで開催される「インターペット」にも出展される予定。