3月8日から11日にかけて東京ビッグサイトで開催される「セキュリティショー2016」。年に1度のセキュリティ・防犯に関する国内最大規模の展示会ということもあり、各社が注力する新製品、新サービスが展示される。 今回は、建物の出入口には欠かすことができない、インターホンを手がけるアイホンと、オフィスなどの入退室管理システムを提供するホーチキの見どころを紹介していこう。 まず、アイホンブースでは、スマートフォンと連動して親機から離れた場所でもスマートフォンで応対したり、ブラウザ搭載により管理会社などからメッセージを送信できる集合住宅インターホンシステム「VIXUS」や、戸建て住宅向けのスマートフォン連動テレビドアホン「ROCOワイドスマホ」、「人物検知」と「2つのパッシブセンサー」のトリプルセンサーでセキュリティを強化する「ROCOタッチ7」などの住宅向けインターホンを展示。 また、距離や台数の制約なしに広域拠点間の連絡や出入り口応対、映像監視などを実現する「IXシステム」も展示。「IXシステム」はIPネットワーク対応なので、これまで別々に運用されてきた他社製ネットワーク製品とインターホンの連携が可能だ。 一方のホーチキは、非接触カードリーダーと電気錠の制御機能を内蔵した「id・Techno nano」など、入退室管理システム「id・Techno」シリーズの展示を行う。1扉のみから複数のテナント・オフィスの入退室まで、個人情報保護法への対応やマイナンバー管理といった顧客のニーズに合わせて導入・運用が可能だ。 セキュリティ市場のなかでも建物のエントリー部においては、手軽さとセキュリティを両立する製品・システムが多数登場している昨今だが、今回紹介した両社の製品もそうしたトレンドを受けており、実機を見ながらその利便性やセキュリティ面への配慮を体感することができるだろう。