トヨタ自動車は1日、国内の完成車組み立てラインをすべて稼働停止にすると発表した。期間は8日から13日までの約1週間。15日に稼働再開を予定しているという。 トヨタ自動車に一体なにが起きたのか? 事の始まりは1月8日、同社に部品を供給する鉄鋼メーカー「愛知製鋼」の知多工場で起きた爆発事故にある。これによって部品供給に支障をきたし、今回の処置に踏み切った。2月1日から残業と休日出勤の取りやめがすでに決定していたが、8日以降にも影響が広がった形だ。 事故で損傷を受けた愛知製鋼知多工場の第2棒線圧延工場は、現在稼働を休止し、3月中の復旧を目指している。トヨタ自動車では愛知製鋼内の代替ラインでの生産や、他の鉄鋼メーカーへの生産委託などにより、車両生産への影響を最小限にとどめようと対応に追われている。トヨタグループや関連各社への影響が懸念される。★毎週月曜発行★編集部オススメ記事をピックアップ!HANJO HANJO メールマガジン登録はこちら