富士通は20日、新製品「ユビキタスウェア」(FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE)10種の提供を開始した。 「ユビキタスウェア」は、センシング技術を活用することで、現場情報の収集・解析・分析を行い、データとして提供できるソフトウェア&ハードウェア群だ。2015年5月より提供している企業向けウェアラブル端末「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE ヘッドマウントディスプレイ」に加え、今回新たに下記の10種をラインアップする。1 センサーアルゴリズム2 コアモジュール3 コアモジュール開発キット4 バイタルセンシングバンド5 ロケーションバッジ6 ロケーションタグ7 リモートケアベース8 わんダントステーション9 わんダントチャーム10 パイロットパック 「センサーアルゴリズム」は、人・物の行動や状態を高精度に検出するソフトウェアで、 センサーから収集したデータを用途に合わせた形に変換することができる。アルゴリズムには、人の転倒・転落やペットの歩行バランスなどの動作データを分析するモーションアルゴリズムや、熱ストレス検知などの人のバイタルデータを分析するバイタルアルゴリズム、屋内外の位置情報を取得するロケーションアルゴリズム、発話・生活音・咳などの音データを分析するソニックアルゴリズムなどが用意されている。社内外での実証を繰り返し、高い検出精度を実現したという。 また加速度、気圧、地磁気、ジャイロ、マイクなどのセンサーと、データ解析用のマイコン、BLE(Bluetooth Low Energy) を搭載した「コアモジュール」は、自社製品・サービスに組み込むことも可能。デバイスやアプリケーションなどがセットになった「パイロットパック」により、IoT導入に向けて事前検証も可能。