ソニーは13日、テレビやエアコンの操作や、インターフォン機能、人感センサーによる防犯・見守りなどを可能とするLEDシーリングライトとマルチファンクションユニットを組み合わせた、マルチファンクションライトを開発したことを発表した。 ライト本体がWi-Fiによるコントロールで赤外線リモコンとして動作するのが特徴で、リビングルームなどの照明として設置すれば、テレビやエアコンなどをスマートフォン経由で操作が可能。そして複数台設置した場合には、搭載されたマイクとスピーカーにより、別室にいる家族と音声でのやりとりを行うことができる。 また、同製品には人感センサーを搭載しており、部屋に人が入室するとテレビや照明を自動でオンにし、人がいない時には自動でオフにする機能を有している。ほかにも音楽再生用のスピーカーとしても使用でき、スマートフォンに保存されている音楽をWi-Fi経由で再生させたり、ユニット本体に搭載されているmicroSDHCカードスロットを利用して、単体での音楽再生にも対応する。 防犯的な側面にフォーカスすると、前述の人感センサーを搭載していることで、部屋の中の人の動きを感知してスマートフォンでメール通知することができるため、不在時の防犯ツールとしての使い方や、日中、家で留守番をしてくれている高齢の家族や子供の見守りといった活用も可能だ。 また、照明のON/OFFを遠隔操作や事前設定が可能なので、旅行などで家を空ける際の泥棒対策として、決まった時間に照明を点灯させるといったこともできる。 現在は開発試作品段階となるが、主な仕様としては、人感センサー、照度センサー、温湿度センサー、赤外線コントローラー、マイク、スピーカーなどを搭載している。 同製品は15日まで東京ビッグサイトで開催されている「ライティングジャパン2016」の同社のブースにて展示中。商品化は2016年前半を目標としており、電材卸事業者や住宅会社への販売を予定しているとのこと。