東京都(生活文化局)は1日、「格安SIM~乗り換え前に押さえるポイント~」をサイトで公開した。MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する「格安SIM」に関する注意点をまとめた内容となっている。 「MVNO」とは、ドコモやauといった大手キャリアの回線を借りて、独自の通信サービスを提供する業者のことだ。ここ数年、インターネットプロバイダーや家電量販店など、さまざまな事業者が参入しており、一般には「格安SIM」として認識されている。 「格安SIM」は、その名称どおり、安い通信料金で利用できるのが特長。基地局や実店舗などの設備を持つ必要がなく、営業やサポート面でコスト削減が行われているからだ。その半面、不便な点もあり、注意が必要。東京都では、下記のようなポイントを注意点としてあげている。【利用前の注意】■メールアドレス「docomo.ne.jp」「softbank.ne.jp」「ezweb.ne.jp」などのキャリアメールは使えません。■「データ通信SIM」と「音声通話SIM」の違いSIMには、「データ通信SIM」と「音声通話SIM」があり、データ通信SIMの場合、音声通話はできません(アプリで対応)。■通信速度MVNOは大手キャリアと比べて回線容量が少ないため、通信量や通信速度に制限をかけている場合があります。■大手キャリアを解約して乗り換える場合解約手数料がかかる場合があります。また、MNP(番号移行)にも手数料がかかります。端末代金を分割払いしている場合は、残額を支払う必要があります。【利用時の注意】■接続設定端末にSIMを挿入しただけでは使用できません。初期設定を自分で行う必要があります。■端末端末は自分で用意する必要があります(端末とSIMをセットで提供しているMVNOもあります)。その場合、SIMの通信方式・周波数帯が一致しないと、通信できない等の不具合が生じる場合があります。■SIMについての問い合わせ実店舗がない場合、端末の不具合等は、メールや電話での対応となります。■端末についての問い合わせ自分で端末を用意した場合は、購入した会社・メーカーに修理を依頼する必要があります。
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…