■掃除のクオリティを高めるセンシング機能 さて、まずは掃除してみよう。掃除のスタート・一時停止は本体の「CLEAN」ボタン、またはスマホアプリの「CLEAN」をタップして操作する。ホームベースからゆっくりルンバが外れて動き出す。 筆者宅は廊下からリビングまで一帯が毛足の短いカーペット敷きになっているのだが、ルンバの足回り動きは非常にスムーズだ。 ラグマットが敷いてあっても上に乗って掃除してくれるし、部屋と部屋の間を仕切っている高さ1cmほどのドアフレームぐらいなら簡単に乗り越えられる。反対に玄関の土間との段差もフロアトラッキングセンサーが賢く判断してくれるので、本体が落ちてしまうこともない。 本体背面が通気口になっているのだが、思いのほか排気が少ないのもポイントが高い。フロント側は全面がソフトタッチバンパーになっていて、壁や家具などに触れると自動的に速度を落として衝突のショックを和らげる。当然ながら人に当たった時にも感知してくれるし、家具を傷つける心配もない。 ルンバは自ら最適な掃除方法を考えながら動くロボット掃除機だ。核となるセンシング技術である「iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション」により、家の部屋構成を把握、全体を小さなエリア単位で区切ってマップを作成する。 ルンバが今どこにいて、部屋のどこがまだ清掃されていないのかを判断しながら効率的な掃除を行う仕組みを採用している。その先進技術を使いこなすための知識や勉強はもちろん不要で、ユーザーがやるべき操作は「CLEAN」ボタンをタップするだけ。 一回の清掃でフロア全体をまんべんなく掃除してくれるが、もし途中でバッテリー残量が少なくなった時には、ルンバは自力でホームベースに帰還して自らを充電する。充電が完了すればまた掃除を中断した場所から再開。バッテリー容量は一度のフル充電から最大120分の連続運転が可能なほど底力は十分だ。 家の中全体をくまなく掃除するのではなく、「今日は気になるところだけ掃除してくれればいいや」という日もたまにはあるだろう。そんなときには本体の「Dock」ボタンを押すか、稼働中にアプリの「CLEAN」をタップすればルンバはホームベースに帰ってくれる。 ほかにも本体の「CLEAN」その隣にある「Spot」ボタンを押して「スポットモード」に切り替えると、ルンバが直径約1mの範囲をぐるぐると外方向に向かって円を描き、続いて内側方向に円を描いて戻りながら、家の中の特に汚れている箇所を入念に掃除してくれる機能もある。 本体のダスト容器が満タンになっているかもセンサーが判別してくれる。容器がいっぱいになったら、それ以上は続けて掃除できないので、ごみ捨てはまめに行いたい。 手入れの頻度については、ダストボックスは基本的に「使用後毎回」が推奨されている。フィルターは週に1回ぐらい、ごみセンサーは2週間に1回程度。エッジクリーニングブラシ(+のドライバーで外す)は1か月に1回、エクストラクターは4か月に1回ぐらいが目安になる。
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