ゼネテックは26日、防災用アプリ「ココダヨ」のiOS版の提供を27日より開始すると発表した。「ココダヨ」は災害対策用の位置情報自動通知サービスで、Android版に関しては、9月1日から既に公開されている。 「ココダヨ」は緊急地震速報などに連動し、直近の位置情報をスマートフォンや携帯電話に自動で通知するスマートフォン用アプリ。あらかじめ登録しておいた家族など大切な人の位置情報や安否情報を、最大5人までの間で共有することができる。 大地震などの災害が発生すると、緊急通信用の帯域確保などを目的とした通信規制が行われたり安否確認のための通信が集中するため、通信が困難な状況が生まれやすい。そうした状況でも直前の位置情報からある程度被災状況を予測することが可能だ。 また、平常時でも位置情報を確認できるので、子どもの見守りや高齢者の徘徊対策などにも活用できる。 家族だけでなく社員の安否確認およびBCP/BCM(事業継続計画/事業継続マネージメント)支援ツールとしても利用可能だ。 今後はスマートフォンユーザー以外の利用も考えられており、NTTドコモの「かんたん位置情報サービス」と連携したサービスの実現化を進めているという。