日本百貨店協会は20日、全国百貨店売上高概況の9月分を公表。売上高は総額で4463億円余で、2014年9月比は1.8%(店舗数調整後)となり、6カ月連続のプラスだった。 9月は前半に台風の接近などにより雨天日が多く、特に関東地方から東北地方では記録的な大雨を記録。しかし、国民の休日で1日増えたシルバーウィークが好天に恵まれたことから、業績はなんとか持ち直し、昨年並みの数値となった。 シルバーウィークでの客足増のほかにも、業績をけん引したのは訪日外国人観光客の存在。前年同月比で購買客数が231.8%増、売上高は180%増を記録しており、両数値は2013年2月から32カ月連続でプラス成長を続けている。この勢いが最低でも2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで継続することを期待したい。