QESは東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO 2015」にて、複数の入力ソースの映像をソフトウェアで自由に制御できるビデオウォール・コントローラ「MEDiARK-8000」のデモ展示を行った。 6月に日本での発売が発表された製品で、IPカメラやPC画面といった複数の入力ソースの映像を、出力ディスプレイの数やサイズに依存せず、自由な組み合わせで同時表示することが可能なビデオウォール・コントローラ。複数拠点の監視カメラの映像やパソコン画面を一覧で表示する必要がある警備拠点や交通管制センター、インフラ関連のコントロール室などでの使用を想定した製品となる。 特徴は、ソフトウェアで表示画面数をコントロールしている点。直感的な操作で入力画面を自由自在に配置・拡大・縮小・コピーできる。また、画面レイアウトを保存し、設定したスケジュールで表示することも可能だ。 ネットワーク上のサーバやPCを直接表示することも可能で、DVIやHDMI、RGBなど多様な入力信号をサポートしている。入力画面を無制限に重ねて表示(オーバーレイ表示)することも可能だ。 製造元の韓国リードテック社は、ビデオウォール・コントローラの韓国市場でシェア60%を占めるトップメーカーとして知られ、これまでに防災管制センターや電力管制センターなどに1,000台以上の納入実績があるという。