福井県が「ふくい宇宙産業創出研究会」を設立。現在、会員企業の募集が行われている。県内のものづくり企業に対して宇宙産業に関する先端情報を提供し、宇宙産業への参入支援を行う。
宇宙機器産業では今年1月、内閣府が今後10年間で産業規模を現在の1.6倍にあたる累計5兆円とする計画を発表。今後の成長に期待がかけられている。こうした背景のなか、福井県は今年4月にふくいオープンイノベーション推進機構を設立。具体的なプロジェクトのひとつに「宇宙産業の参入促進」を盛り込んでいる。研究会設立は宇宙産業への参入支援の一環となる。
研究会では宇宙関連産業の全般的な情報の提供、企業同士の情報交換、超小型人工衛星製造に関連するニーズ提供やシーズ募集、マッチングなどを行っていく。県内に事業所を持つ企業が対象で、会費は原則として無料。メールやFAXにて随時入会を受け付ける。
9月24日には第1回研究会を開催。県民衛星プロジェクトの概要説明や意見交換などが行われる。第1回研究会の参加申し込み締め切りは9月14日。
福井県が「ふくい宇宙産業創出研究会」設立、ものづくり企業の産業参入を支援
《こばやしあきら/H14》