日本IBMは24日、Linux専用のメインフレーム・サーバー「IBM LinuxONE」を発表した。大規模システム向けの「LinuxONE Emperor」と中規模システム向けの「LinuxONE Rockhopper」の、2種類をラインアップし提供する。 「IBM LinuxONE」は、Apache Spark、Node.js、MongoDB、MariaDB、PostgreSQL、Chef、Dockerなどの最新オープンソース・ソフトウェアを全面的に採用したのが特徴となっている。LinuxディストリビューションはSUSE、Red Hatが使用可能で、今後Ubuntuも対応する予定。ハイパーバイザーとしては、KVM、z/VM、LPARを選択できる。また暗号化機能を、ハードウェアとソフトウェアの双方に装備している。 「LinuxONE Emperor」は、IBM z13をベースとしており、最大8,000台の仮想マシンまたは数万個のコンテナにまで拡張が可能。「LinuxONE Rockhopper」は、IBM zBC12をベースとしており、最大600台の仮想マシンにまで拡張が可能。 料金は月額従量課金(個別見積もり)を選択可能。オープンソース・コミュニティ開発者の研究開発向けクラウド環境「LinuxONE Developer Cloud」が、は無償で利用可能。独立系ソフトウェア・プロバイダー(ISV)向けクラウド環境をダラス、北京、およびドイツのベーブリンゲンのIBMサイトから提供する。