三菱電機は、高精度GPS移動計測装置であるモービルマッピングシステム(以下MMS)の新技術として、リアルタイムレーザー点群生成技術を開発した。車で走行しながら3次元空間位置データ(レーザー点群)をリアルタイムで把握することが可能となる。 リアルタイムな3次元空間位置データによって迅速な状況判断ができ、救助活動や復旧活動の早期展開が可能に。短時間のデータの差分を抽出し、イベント会場などでの不審物の早期発見も期待できる。また、取得した3次元空間位置データを無線伝送して遠隔地でのモニタリングにも対応し、災害発生時の初動指示などにも活用できる。 今後、同社では測量分野のみならず災害対策や社会インフラ、高度道路交通システムなどの分野にもMMS技術を使用した製品展開を行っていく。